バイオプラス YC(枯草菌含有飼料)
バイオプラス YC(枯草菌含有飼料)
プロバイオティクス製品中で最も一般的な微生物の一つがBacillus spp.です。Bacillus spp. は健康な動物の腸管に通常存在することが知られています。又、非常に熱安定性の良い微生物で、かつ胃を通過する際も生き残ることが出来、消化吸収を行う小腸で定着することが認められています。
枯草菌の有益な作用
- 腸管フローラを変化させ、大腸菌を減少
- 乳酸塩を合成し、腸内のpH を低下
- 消化管中に接着あるいはコロニー形成
- 抗生物質様物質の生成
- 消化管中に様々な酵素を生成
- 消化管中で有害なアミンやアンモニアのレベルを減少
家畜への効果
- 消化率向上
- 増体、飼料効率の向上
- 飼料コストの軽減
- 子豚、母豚の健康状態向上
- 離乳前の斃死率減少
- 母豚当たりの子豚生産数増加
ウェルシュ菌の制御試験(インビトロ)
プロバイオティクス バイオプラス YCは、芽胞菌であるBacillus licheniforms(DSM 5749)およびBacillus licheniforms subtilis(DSM 5750)を噴霧乾燥によって均等に混合した微生物飼料添加物で、豚、子牛、鶏の添加物としてEU で登録されています。(EU reg. no. E1700)
試験検体
-プロバイオティクス A -プロバイオティクス B –バイオプラス YC : B. licheniformis : B. subtilis 増殖阻害 (mm)
時間 B. licheniformis B.subtilis プロバイオティクスA プロバイオティクスB 24h 14mm <1mm <1mm <1mm 48h 20mm <1mm <1mm <1mm 72h 22mm <1mm <1mm <1mm バイオプラス YC – 全行程におけるスペインの商業農場試験
バイオプラス YCを全行程で20,000頭母豚に給与(19農場)
試験期間:2010年5月 – 2010年10月(6ヶ月)
対照期間:2009年5月 – 2010年5月(12ヶ月)対照 バイオプラス YC 差 指標 P-値 純産子数/腹 11.57 11.74 0.17 101 0.029 死産/腹 0.92 0.84 0.08 91 0.084 正常産子/腹 10.65 10.9 0.25 102 0.001 離乳頭数/腹 9.61 9.99 0.38 104 0.01 離乳前の死亡率 9.23% 7.85% 1.38% 85 0.013 *平均飼料消費量: 2.5kg/日 授乳期以外 & 5kg/日 授乳期
*生産性パフオーマンス:2.4腹/母豚/年添加量
畜種 添加量 菌数/飼料 (kg) 子豚(人工乳期) 0.4-1kg/t 1.28-3.20 x 1012 子豚(子豚期) 0.4-1kg/t 1.28-3.20 x 1012 母豚・肥育豚 0.4kg/t 1.28 x 1012 肉用鶏 0.4kg/t 1.28 x 1012 卵用鶏 0.4kg/t 1.28 x 1012 牛(子牛) 200- 0.4kg/t 1.28 x 1012 *子豚期…35kg までの子豚
*母 豚…分娩前2 週間と授乳期
*子 牛…3 か月まで、哺乳期の乾物換算製品の規格
バイオプラス YC 外観 オフホワイト粉末 B.licheniformis (DSM 5749) >1.6×109/g B.subtilis (DSM 5450) >1.6×109/g サルモネラ <1(25g 中) 大腸菌 <1 x 102/g セレウス菌 <1 x 102/g 酵母&カビ菌 <1 x 103/g ヒ素 ≤15mg/kg 以下 鉛 ≤20mg/kg 以下 水銀 ≤0.3mg/kg 以下 カドミニウム ≤2mg/kg 以下 包装形態 20kg紙袋
0422-20-1770 お問い合せ・資料請求はこちら